ギターのネックは縦方向には反り返っていてはダメでまっすぐになっている必要がありますが、
指板の横方向は平面ではなく少し曲面になるように設計されています。
この曲率(曲がり具合)は実はギターのモデルによってさまざまで、
仕様のラディアス(radius)という項目で確認できます。
丸みのあるタイプは、指板を握り込んでプレイするシェイクハンドに向いていますが、チョーキングする際に音が詰まりやすいという弱点があります。
平らなタイプは、クラシックギタースタイルの手のフォームでテクニカルなプレイするのに向いていていますが、シェイクハンドには向いていません。
ラディアス 9.5inchR(240mmR)はフェンダーのストラトキャスターなどがあります。
ラディアス 12inchR(305mmR)はギブソンのレスポールなどがあります。
ラディアス 16inchR(400mmR)はアイバニーズなどがあります。
また、ネックのヘッド側から本体側にむかってラディアス(radius)が徐々に平らになっていくコンパウンドラディアスを採用しているギターもあります。
コンパウンドラディアスは、フジゲンやサーなどがあります。
ネックのradiusは、プレイヤーの手の大きさや指の長さによって一概に言えませんが、
初心者の場合は、丸みのあるネックが弾きやすいと感じることが多いが、テクニカルなプレイヤーは平らなタイプを使っているケースが多いでしょう。
いずれにしても、自分に合ったネックを選ぶことで、より快適な演奏を楽しむことができます。
※ラディアス(radius)の単位
曲線の半径を測定して、単位(インチやミリメートルなど)で表現する方法です。
一般的に、radiusがフラットなネックは、10インチ(254mm)から16インチ(406mm)程度、
ラウンドなネックは、7.25インチ(184mm)から9.5インチ(241mm)程度のものが多いです。
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